ほうれい線について
30歳を迎える少し前からほうれい線が気になった。
まだ、若いから大丈夫だろうと高を括っていたら、どんどんほうれい線が深くなってきているのだ。
これはまずい。このままではブルドッグだかマリオネットラインになってしまうと思い、私は高価なシワ対策クリームを購入した。
しかし、1本使い終わっても中々効果は現れない。
「これはどうしたもんか」とうなる私をよそに私のほうれい線は深くなるばかりだ。
ついには友達にも「ほうれい線が・・・」と言われてしまった。
もう私の頭は、寝ても冷めてもほうれい線のことばかり。
あまり考えすぎるとストレスになり、老化を早めてしまうと焦った事もある。
しかし、私の脳の90%以上はほうれい線の事をしめていたのだ。
ある日、ネットでほうれい線に関する記事をみつけた。
そこには、ほうれい線は顔の筋力低下で起こるため、シワ対策クリームを塗ってもあまり効果がないと書かれていた。
ネットの情報なので、鵜呑みにするわけではないが、その記事にはどこか説得力もあり、読んでいくうちに「そうかもなぁ」と思うようになった。
そこから私は、ほうれい線対策運動をするようになった。
口を大きくあけたり、少し大きめの声で歌を歌ったり、マウスピースを作成したりと私のほうれい線対策は続いた。
そのおかげか、31歳になった今、私のほうれい線は少し薄くなった(ような気がする)。
これからもほうれい線対策を怠らず頑張っていきたいと思う(多分)。